OTN Virtual Developer Day

3日間のDeveloper Dayが終わろうとしています。

米国東海岸時間で5月27日の朝から始まり、29日の夕刻までmamazoneのAWSの環境でHands onができるようになっていました。こんな機会でもないとAWSを使うことがなかったような気がしますのでいい経験になりました。Oracleクラウド展開がわかっても、実際にインストールして見ることなんか実際にはないですからね。

無料ではなかったのかよ

4月の時点では、無料でAWSが期間中に使えるような発表がありましたが、今回は3日間で35ドルの徴収がありました。29日の夕刻までに環境を削除しないと追加料金が掛かるととの警告が出ています。日本では土曜日の未明まで使えるのですが、寝込んでしまうと追加料金が掛かるので、早めに環境の消去をします。

使用したAWSの環境

Largeと呼ばれている4コア分のCPUで7.5GBのメモリに70GB(EBSが50GB)ディスクの環境が今回のターゲットでした。Oracle World TokyoでのHands onは一コマ一時間で3GBのメモリのノートパソコンで時間的にもきつい状態でしたので今回は非常によかったと感じています。Oracle Database + Weblogic Server + Jdeveloper 11gの組み合わせだと、とてもノートパソコンで快適に動かすことができるのものではないですよね。
ただ、標準的な環境がputtySSHで繋ぎ、vncSSHトンネルでつないで、vncJdevelopereclipseを動作させるようになっていました。確かに Hands onの環境がAmiになっていて、トラブルがないことは十分にわかっていますし。これだとatomの携帯PCでも同じように動くのでいいのかも知れませんが、ちょっとレスポンスが辛いですね。私も始めはトンネルで使っていましたが、直にVNCが繋げる環境に避難してしました。SSHトンネルでSVNを使うのはオンラインでないので余り気にならないのですが、オンラインは結構辛いですね。やっぱり色を極端に落とす必要があるのかも知れませんでしたが、それともやっぱり地球の裏側のデータセンターのマシンに開発ツールを載せて動かすこと自身に問題があるのかも知れませんね。

SIerに与える影響

インフラ系のSIerにとっては、非常な脅威ですね。Iaasの環境へのインストールは、大規模環境だと一ヶ月以上の時間が掛かっていましたし、中規模のECサイトの環境でも数日でできることはなかったですから、実際やってみて、負荷分散+WEBサーバ数台+Appサーバ数台+DBサーバの組み合わせだと本当に数日でお釣りくる感じですね。OracleDBもWeblogicサーバも自律的にチューニングが利くようになってきましたので、標準的なAMIの適用で十分な環境が用意されると判断していいと思います。仮想化サーバの切り売りだけのデータセンターでマシンを借りると今までと同じように本番環境の設定に多額の費用が掛かることから抜け出せないですからね。

来年のoracle world tokyo

来年のdeveloper カンファレンスのhands onは、AWSを使った環境の使用料を含んだ形でしてくれるといいですね。落ち着いてできるのでいい感じですよね。

料金の考察

使用した課金根拠データがXMLCSVで落ちるので果たして35ドルのパックの値段設定が安いのか高いのかを来週になったら計算してみたいと思います。

日本語のMIX

日本語の情報交換の場所がなかったので、どのくらいの日本人が参加したのか不明でちょっと残念です。結局質問事項は英語にならざるを得ないのはわかりますが。。ちょっと疎外感。。。